
商品の魅力をうまく伝えるにはどうしたらいいのか?
今回はこんな疑問にお答えします。
コロナの影響で転職を考えたり、オンラインで営業トークをやることが増えたかと思います。
しかし状況が変わってもプレゼンのテクニックは変わりません。
今回紹介する内容をぜひ理解して取り入れてみてください。
- プレゼン前に意識すべきこと4選
- プレゼン時に意識すべきこと8選
プレゼン前に意識すべきこと4選
プレゼンを始める前に必ず意識してもらいたいことがあります。
それはいきなりプレゼンをしないということです。
まずはしっかり準備をする必要があります。
今回はプレゼン前に意識すべきことを4つポイントを紹介します。
まずは相手の頭から考える

まずは相手の頭の中を起点に内容を考えます。
当たり前ですが、プレゼンは相手が理解できなければ意味がありません。
しかしほとんどの人が相手のことを考えないでプレゼンを始めます。
例えば、何か商品を売りたい時に特徴ばかり語ってしまいがちです。
初見で商品を見た人は、スペックや詳細を話されても理解できず魅力は伝わりません。
聞き手は、商品の特徴よりも自分にとって必要かどうかを知りたいと思ってます。
また聞き手が既に商品を購入意思が強い場合であれば、すでに特徴は自分で調べて知ってます。なので改めてグダグダ特徴を語られても心に刺さることはありません。
商品の特徴は二の次で大丈夫です。
大切なのは、消費者がどんな考えで商品をチェックするのかを見極めることです。
相手の求めてる情報をしっかり考えた上でその情報を提供することがプレゼンでは求められます。
- 情報は理解されなければ意味がない
- 聞き手は自分に必要かどうかを知りたがってる
- どんな考えで商品をチェックするのか考える
内容の9割を削る

説明をするときは内容の9割を削るようにしましょう。
なぜなら人はシンプルでわかりやすい情報を好むからです。
例えば何百ページもある取扱説明書と数ページに要点だけまとまった記事があった場合、多くの人が後者を選ぶはずです。
多くの人は取扱説明書の方が情報量として多いのに価値を感じません。
つまり情報量にはあまり価値がないんです。
それよりも内容のわかりやすさが重要になります。
これはプレゼン時も一緒です。
多くの人は自分がプレゼンする時に細かい情報まで盛り込む癖があります。
しかし情報は絞って伝えることで聞き手には深く刺さります。
なので伝える内容は、大胆に削ることを意識しましょう。
- シンプルな情報は伝わりやすい
- 細かい情報を盛り込み過ぎるな
- 大胆に削ること
複数の事実と仮説を用意する

プレゼンをする時は、複数の事実と仮説を用意しておきましょう。
人が他人の意見に納得する時は、「信憑性のある事実」を求めてます。
その上で相手の意見をしっかり聞くようになります。
例えば、下記の事実があったとします。
- Aさんは読書好きで成績優秀です。
- Bさんも読書好きで成績優秀です。
- Cさんも読書好きで成績優秀です。
この場合の仮説は以下となります。
- 結果から読書は、成績を上げる為に効果が高い。
このように複数の事実と仮説を用意した上でプレゼンをすれば相手は納得する可能性が高まることでしょう。
伝えたい情報がある場合は、根拠となるデータを必ず
あなたの意見を補完する事実証拠を用意しましょう。
- 複数の事実を用意しておく
- 事実に基づいた仮説を立てる
図解でイメージしやすくする

説明をするときは図解をたくさん用意しましょう。
「百聞は一見にしかず」という言葉がある通りビジュアルの威力は非常に大きいものがあります。
人は言葉で説明されるよりもビジュアルで見た方が理解度が高いです。
例えばキリスト教の布教でもカトリック教会はビジュアルの力を使って一気に信者を獲得しました。
また今ではYou Tubeなどの動画がかなり人気です。
このように言葉だけで説明するよりもビジュアルを使うと多くの人に届きやすくなります。
なので適切な図解やイラストなどを用いるようにしましょう。
- ビジュアルは伝わりやすい
- イメージできるイラストを用意すること
プレゼン時に意識すべきこと8選
ここまでの段階で事前準備が整いました。
いよいよ相手に対してプレゼンを始めます。
意識すべきことを8つポイントを紹介します。
所要時間は相手に合わせる

まずはプレゼンの時間です。

何分くらいでやるのがベストなんだろう?
このような疑問を持った人は多いと思います。
結論から言えば、【相手次第】です。
プレゼンを用意した側は全てを話して魅力を全力で伝えたいと思うでしょう。
しかし重要なのは話し手ではなく聞き手です。
聞き手には聞き手の事情があります。
なのでプレゼン始めた最初の段階でどのくらい時間がもらえるか確認しましょう。
相手の事情を把握した上でプレゼンができれば聞き手は安心して内容を聞くことができます。
まずは所要時間をどれくらいもらえるか確認することから始めましょう。
- 相手の状況に合わせて所要時間を決める
- 全ての内容を語ろうとしない
最初に「得する」or「損する」情報を入れる

プレゼンが始まったらまずは相手にポイントを伝えましょう。
基本的に聞き手は忙しいのでよっぽどのことがない限りあなたの話を真剣に聞きません。
よく結論から伝えると良いと聞きますよね?確かにその通りです。
ここではプラスαとして「得する」or「損する」情報を入れるようにしましょう。
例えば紹介する内容がダイエットのお話だとします。
例)聞くと得する情報
「今回は1ヶ月続ければ5キロ痩せる運動方法」をお話します。
この場合は聞くと「得する」情報を盛り込んでます。
例)聞かないと損する情報
「今回は1年食べ続けると5キロ太る食材リスト」をお話します。
この場合は聞かないと「損する」情報を盛り込んでます。
このように最初にこれを聞いたら「得する」のかまたは知らないと「損する」のかがわかると聞き手は最後まで話を聞いてくれやすくなります。
まずはあなたの話を聞くメリットから伝えましょう。
- 聞き手は基本的には真剣に聞いてくれない
- 最初の聞くメリットを提示する
専門用語は相手に合わせる

プレゼンで専門用語を使う際は注意が必要です。
多くの人が専門用語を使った方がプレゼンの見え方が良くなると思ってるかもしれません。
しかしそれは間違いです。
先ほどもお伝えしたようにプレゼンは相手が理解できなければ意味がありません。
専門用語を使う際は、聞き手のレベルに合わせて使い分けるようにしましょう。
例えば、小学生と投資の話をした時に「PER」や「PBR」など専門用語を使った場合、情報は何も届きません。
「小学生相手に専門用語なんて使わないよ」と思うかもしれませんが、大人同士でも専門用語は知らない人に使った場合も同様です。
情報は何も届きません。
専門用語は相手に合わせて使い分ける必要があります。
もし使い分けるのが難しいのであれば、元から使わないというのも手です。
相手の立場になって言葉選びをしましょう。
- 専門用語は使い方に注意が必要
- 相手によって言葉を使い分ける
- 使い分けが難しければ、元から使わない
人によって話すスタイルを変える

相手を見て話すスタイルは変えるようにしましょう。
話すスタイルには大きく2つあります。
- 結論型…結論から入るパターン
- 展開型…ストーリーから入るパターン
基本的には結論から話すパターンでOKです。
しかし聞き手があなたに興味がある場合は、結論に至るまでの背景をしっかり伝えることはとても効果的です。
例えば面接などであなたの学生時代の経験やどういった経緯で志望したのかをとても聞きたがってます。
このように相手によって話すスタイルを使い分けることで聞き手にはより情報が伝わりやすくなります。
- 相手によって結論型と展開型を使い分ける
- 結論型は早く情報が欲しい人に有効
- 展開型はあなたに興味を持ってる人に有効
事件で惹きつける

プレゼンで意識すべきことは「変化」です。
プレゼンが上手い人と聞くと「要点をまとめて伝えることができる人」と思うかもしれません。
確かにその技術は大切ですが、まだ不十分です。
プレゼンは一辺倒よりもやはり起承転結があると伝わりやすいです。
例えばジェットコースターでも上昇するだけ、下降するだけだと面白さは半減します。
急上昇と急降下を繰り返すことで面白さは倍増します。
なので話の流れには必ず事件を含めて惹きつけるようにしましょう。
- 話の展開には変化をつける
- ポイントだけ伝えるだけだと印象に残らない
- 聞いて欲しい箇所で惹きつけること
個人と目的をつなげる

プレゼンで最も大切なのは、聞き手が伝える情報を必要だと思ってもらうことです。
例えば在宅ワークが増えて運動不足を解消したいけど、ジムは高いと思ってる人がいるとします。
その場合は、「自宅でできる格安オンラインフィットネス」がオススメです!と伝えれば相手にとって必要な情報なので行動しやすくなります。
常に相手が何を求めているのかを理解した上でメリットを目の前に提示することが大切です。
- 伝える情報を必要だと思ってもらえるようにする
- 個人と情報を繋げて自分ごとだと認識させる
脳内に情報を届ける

プレゼンをする時最終ゴールは「自分の頭の中を、相手の頭の中へインストール」することです。
つまり自分の考えがそのまま相手も同じように考えてくれたら成功です。
その上でコツとしては実演法が効果的です。
実演法とは文字通り実演して情報を届けるやり方です。
落語家さんが非常にわかりやすい例です。
落語家さんは常に漫談とビジュアルで情報を届けようとしてます。
人は情報のほとんどの視覚から得ています。
だからこそイメージしやすいように実演をすることは効果的です。
相手の頭の中に映像が浮かぶように心がけましょう。
- ゴールは情報を相手の頭へ完全にインストールすること
- 相手の脳内で映像が浮かぶようにする
未来を語る

売れる営業マンがプレゼンは商品の説明よりも未来を見せることに力を注いでます。
例えば車のCMで商品のスペックを説明することはありません。
家族で楽しくドライブしてる映像などを見ることが多いでしょう。
つまりあのCMは車を手に入れることでこんな未来が手に入ることを提示しています。
極端なことを言えば、商品の詳細は調べればわかります。
だから商品の説明はしません。
一流の人がよく使う魔法のフレーズがあります。
それは「それをするとどうなるか」です。
「車を手入れたらお子さんとどこへいきたいですか?」
「ジムで鍛えたらどこへ遊びにいきたいですか?」
「投資でお金が手に入ったら何をしたいですか?」
このように一流の営業マンは相手に素敵な未来をイメージさせることをやってます。
ぜひ聞き手の素敵な未来を実現できるように貢献していきましょう。
- 商品の詳細の説明はいらない
- 魔法のフレーズは「それをするとどうなるか」
- 具体的な未来を見せてあげること
今回のまとめ
今回はプレゼンが上手い人がやってる習慣12選を具体的に解説しました。
もしわからないところがあれば下記にリンクを貼っていますので、もう一度該当箇所をみながら確認してみてください。
プレゼン力は才能ではなく技術です。
大切なのは、事前の準備と相手のことを考えることです。
どれだけ相手のことを考えて情報を届けることができるかが大きなポイントになります。
目の前の人が何を考えて何を求めてるのかしっかり意識して話すようにしましょう。
それでは、また!
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